「予測市場」を流用したといっても、気軽にアイデアを出せる部分と、スタッフのためにふるい分けする部分を合わせたという仕組みで、要するに新人賞の下読みバイトみたいなものだからあんましフェアとか関係ないと思った。
あいぽんの流通量についてはいろいろ考えてみたんだけれど、結局あいぽんって集めることには意味がないんだよね。一人でいくら集めたって、それで要望を通しやすくなるわけじゃない。あくまで「通りやすい要望」をたくさん見つけた結果というだけ。逆に通りにくいアイデアを乱発する人には、あいぽんの所持額が限界となる。
不具合報告はあっという間に1000pt集めて、先着何名様かぎりといった状況だけれど、結果として要望と不具合報告の挙動が分かれる形になっているので、むしろ仕組みとしてはうまくいってる部分だろう。
ただ、機能要望に関してはけっこう時間をかけてのっかりを集めて育ってるものもある。実際に売買してみて感じるのは、のっかりの増えるスピードはかなりゆっくりだということ。だから期限を決めてどんどん足切りしていくというより、新着ベット順ソートで支持のないアイデアは沈めていくという方がベターではないか。回転を早くすることも敷居を上げていく要因だし、ゆっくり支持を集めていくことが推奨される仕組みの方がよい。
沈んでいったアイデアはあいぽんを固定化させて、アイデア乱発への抑制としてはたらく。キャンセルさせてあいぽんを還流させなくてもよいのでは。