いろいろ

あかほり外道アワーらぶげ

なんか感想書きそびれたまま終わってしまったけれど、思い返すとラブフェロモンの、曲がり角でぶつかる乙女な出会いを求めて車を追い回すギャグばかりが頭にこびりついたように離れません。最終回だから盛り上げてオチをつけようなんてせずに、GAみたいに突き抜けちゃえばよかったのに。

奥さまは魔法少女

魔法少女として世界を構築できるのは、未熟で成長過程にある少女だけという設定。それは「セカイ」と書き換えてもいい。だから街なんです。狭いんです。だから世界がどこまでなのか明確じゃない。だから、あのカラスひきつれたブルガちゃんは、ヴァレンタインをちょっと傷つけただけでうろたえてしまう。ブルガちゃんにとって世界を作るだのなんだのということたちは、悪ふざけの範疇だったということです。彼女は子どもだからね。

感想サイト総スカンで次の感想率調査ではJINKI:Eとの駄作争いが期待されてる本作ですが、チャレンジングな設定にはそれでもなお魅力があったこともたしかで、ポジティブな評価を探してみました。嬉子=アニエスが救われるにしろ救われないにしろ、彼女の物語としての一つの結末を期待してただけに棚上げ的予定調和に逃げられたのは残念ではあるんですが、ヒロインへの共感を最後まで拒否した不思議な構成は狙ったとしか考えられないですよね。
もしかしたら、単に監督は「めぞん一刻」に恨みがあっただけなのかもしれませんが。
どっちにしろ、スタッフの人は岡崎律子さんにだけは謝ってほしいと思いました。