がくえんゆーとぴあ まなびストレート! #04 プロモでゴーの巻

芽生の掘り下げ回。もっと微温的な背景を先週時点では希望してたけれど、アバンからいかにもなトラウマエピソードで始まりました。芽生は自分が評価され、信頼されていると信じていたのが勘違いだったというのがこたえたようです。自分がうまく利用されているだけだった、というのがプライドを傷つけられたんですね。なんかラーメン屋のシーンとか鉈でも持ち出しそうな演出でちょっと退きましたが。萌えキャラにすごい形相させるのってはやってんですかね。ただ、ツンデレのバックグラウンドとしてはなんか違和感が。芽生がツンデレテンプレと言われてたのってセリフもそうだけど、ピンポイントで見せる恥じらいの表情のためだったと思うんですよね。でもこういうトラウマ設定だとあんな無防備な表情ってそうそう見せないんじゃないだろうか。
コマンドを叫びながら芽生が劇的に登場するクライマックスもアレだったけど、今週の不思議演出はなんといってもネットダイブというか幽体離脱でしょう。その直前、学美が演説するシーンで枚数使って動かしてたのはよかったと思います。
学美の超演出が芽生に通じてたのはやっぱり超監督だから?しかし学美って、ふだんはGO!とかギューンとか、ひどくボキャブラリー貧困なのに演説になるといきなり能弁なんだよね。そのへんはあまり感想サイトでもつっこまれてない気がしたのでつっこんどく。
学美は「学美星人」の名の通り、よそからやってきて通り過ぎてくだけなんだと思う。触媒として、周囲の人間が内にもっているものを引き出して変化させる役割を演じるんだけれど、自分はもとのまままたよそに行ってしまうというキャラなんじゃないかと思う。みかんは気の弱そうなドジっ娘で朝比奈さんを連想したりするんだけど、なぜか生徒会に立候補してただ一人の生徒会役員になった子でもある。実は学美に一番近いのが彼女ではないのか。よき理解者のお姉さまなポジションでたかちゃんが出てきちゃったんでちょっと混乱するんだけれど、学美はみかんにとって最初から自分自身の投影なんだと思う。なによりみかんの代わりに水泳大会出場するのがその象徴。
感想サイトで、学美たちがいきなり仲良くなってその過程がないという意見はよく見かけるんだけど、学美とかむつきとかってそもそも仲良くなるのに過程とかいらないタイプに見えるし、芽生は今回壁を乗り越えたし、桃ちゃんはまだ面白そうだから一緒にいるだけだしこれはこれでいいんじゃないかなあ。光香はちょっと脳内補完しちゃったかもしれない。
しかし、ufotableアニメって、最初の方でむちゃくちゃ深読みしたくなるんだけどたいがい空振りっていう地雷なんだよなあ。