あらら、ホントに全て化猫の見せる幻でした。ところでネコは、別に死んだ記者の飼い猫とかじゃなくって、単なるとおりすがりだったのね。ずっとエリザベスカラーが気になってたんだけれども、特に意味はなかったような。キャラを立たせる記号ってやつですか。
結局新聞社の上司が市長と通じてスキャンダルをもみ消そうとして記者を殺したというのが真相でした。地下鉄の中に現れた市川節子の亡霊がつかえたりしてうまく喋れない様子は、死人が口を開いたような不気味さが漂っていてよかった。
期待通りのビジュアルで１クール楽しめました。新奇な画面なだけに自己模倣に陥ると飽きられやすい気もしたけれど、エピソードごとにうまく雰囲気を変えて新鮮な驚きを保ってました。海坊主や、今回の化猫の画像表現も好きだったけど、なにか表現し得ないものを表現しようとした鵺がマイベストかなあ。チャーリー・コーセイの歌もステキ。
