とらドラ! #9 海にいこうと君は

とらドラ!
あ〜る以来の文系サークルマンガの伝統を正しく受け継ぐ夏休み合宿珍道中エピソード。駅でのふしぎなおどりから、夕食の激辛カレーまでいろいろ小ネタをぶちこんでとにかく楽しくはしゃいだ雰囲気をうまく盛り上げてた。オカルト苦手なみのりんの攻略に、普通なら肝試しとかさせる気がするんだが、ワカメの霊とか言い出すのがおかしかった。いかにもうまくいかなそうな計画で、実際うまくいかないわけだが。
それが、恋愛を幽霊にたとえて星空の下で櫛枝が語りだす展開に続くとは、思ってもいませんでした。妙に文学的な比喩を駆使して恋愛論を語る櫛枝は、なかなか億が深いキャラクターだ。作画も、頭をのけぞらせて上を仰ぎ見る顔を正面から描いたり、冒険してました。
一方で大河は北村相手だと緊張しまくり逃げまくりで、どうにも進展する気配もない。最後はなぜかオカルトな引きで次週に続く。けっこう引っ張るネタなのね。