かんなぎ #12 ほんとうにエフェメラル

エフェメラル、は儚いとか短命なとかいう意味。なんでここで英語なんだろう。
仁のケガが治らない。絆創膏や包帯もマンガ的記号ではない、ケガにあわせた絆創膏をキチンと描いてるし、治癒までに普通かかるであろう間ずっと絆創膏も包帯もつけている。木像から美少女な神サマが顕現したり影虫みたいなケガレを女児向けアニメのグッズで祓ったりする導入から予想されるよりもずっと、作品内のリアリティが現実に近いところに置かれている。仁が神社の縁起を調べたり、ナギの神性を疑いだしたことでナギの神通力を支えている信仰が薄れて、ナギが存在する世界でなくなったということなんだろうか。でもざんげちゃんは変わらずに元気だな。
ナギとざんげちゃんはホントに神なのかとか、なぜ虫の形のケガレがいっぱいいるのかとか、仁が疑問に思ってることがテーマになるのだろうか。なんだか萌えアニメのお約束に空気読まずにツッコミまくってるという感じがするんだが、これはそういうアニメなのか?つか、いまさら疑問に思うんなら最初っからもうちょっと悩めよ。
それで次回のサブタイが「仁、デレる」って、それってどういうこと。うる星でラムちゃんが急に居なくなるエピソードがあって、全話中でも一二を争う傑作回なんだけど、それに挑んで盛大に自爆してるとか、そういうんじゃないだろうな。
かんなぎ