あ、早速OPにあずにゃん入ってる。
新歓の演奏に感動して、バンドがやりたくて、ヤル気満々で入部してきたあずにゃん、でもお茶とケーキでまったりしてるばかりの部活にとまどうばかり。唯先輩の悪魔の誘惑にのって、つい空気に馴染んでしまうけれど、そのまま流されてしまうことへの不安が強い。ジャズやってる親の影響で小学生のことからギターやってた、という彼女はバンドの世界というものを「知ってる」子なんですね。軽音部じゃなくても、外のバンドでという選択肢が彼女にはある。
練習もしないで遊んでばっかじゃん、というのは外からの視線であり、視聴者の視線でもあるわけだけれど、それを梓に仮託して、梓が再び軽音部を選ぶことで彼女たちの演奏にはそれだけの説得力があることを描く。自分たちが音楽を楽しむことと、聴く人を音楽で楽しませることを両立させてるんだ、という軽音部のあり方を明らかにする。ああ、ただのまったり女子校ライフのアニメというだけじゃなくってここまでやるんだ。
澪とキャラがかぶるんじゃないかと思ったけど、むしろ似た立場ということで澪が梓のよき理解者になってうまく橋渡しするようになっていった。いい後輩ができてよかったね。こういうキャラの成長も描けたり、意外に懐の深いアニメだなあ。
