けいおん! #10 また合宿!

いじられる対象が澪から梓にかわっても、やってることは同じ。澪のフジツボネタも繰り返すのか。海で遊んで、練習して食事して花火、と前回のメニューをこなしています。全体の構成も梓と憂の会話で始まって、梓と憂の会話で終わる、と同じ構図を反復することで軽音部に梓が溶け込んでいってることが描きだされます。最初ズレてた梓と憂の会話が、最後で合う仕掛けがうまいですね。前回では四人の演奏の魅力を確認したわけですが、演奏してる先輩個人々々を尊敬できるまでにはいってませんでした。今回、合宿でそれぞれのいろんな面を知っていくことで素直に認められるようになっていくという、よい展開でした。
夜中に一人スタジオでぺたんとすわりこんで練習してる唯をみて、梓も一緒に練習する流れはベタではあるんだけれど、唯がいかにも唯らしいからしっかり良いシーンになってる。唯は天然の天才っぽいけど、すぐ一つのことに夢中になってそれしか見えなくなるタイプで、努力を積み重ねるとか思わなくっても地道に努力してしまう。まあまるっきりの自己流で上達してくあたり、才能ではあるんだろうけど。
入浴シーンがネタのぶつ切りだったりするのは、いかにも四コマ原作って感じ。これまでだと話の流れにそってふくらませてたけど、ちょっと目立ったかな。