Angel Beats! #2 Guild

こういうアニメで男キャラが多いってのは珍しい。
見せ方は派手なんだけれど、話の辻褄があってない。シーンごとの演出がいいからけっこう面白く見れるんだけど、どういう話なのかがさっぱりわからない。
地下のギルドが補給工場で生命線だと言ってたのに、本当は必要がないんだって爆破するし。武器弾薬の補給のための降下作戦が、トラップを強引に突破してくあたりで目的すりかわってるよね。大量の犠牲を費やしてギルドまで行く意味がないから、見せ場のシーンをとりあえずつなげてみましたということにしかなってない。
相手が神でも天使でも、目の前にいる敵なら倒すというなら、いろいろ考えないでアクションをつなげていく展開でも話として成立する。運命を操る神への抵抗という絶望を表現するんなら、まず神の実在を示してからそれを否定しないと、共感を呼び起こすまでには至らない。ゆりの回想とか、重たいモチーフを単なるガジェットのように扱われてもなあ。