九井諒子「ダンジョン飯」

魔物を食いながら、自給自足のダンジョン攻略。地下五階、いよいよ炎竜と対決です。戦力的にはかなり不安なライオス一行は炎竜を倒せるのか、果たして妹を助けられるのか。ドラゴンは料理できるのか。
九井諒子はファンタジーをネタにしたSFが持ち味で、「ダンジョン飯」も魔物料理がフィーチャーされてるけど、そもそもアクアリウムみたいにダンジョンが独立した生態系として成立してるという話で、魔物料理も自給自足できるバランスのとれた生態系を表現する手段であるわけです。
そんな、バランスのとれたダンジョンを作り上げるのはとても難しいとか、伏線を引っ張ってるんで、ダンジョンの作者とされる「狂乱の魔導師」の正体やいかに、といったあたりが最後の大ネタになるんだと思うんだけれど。
ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)
ダンジョン飯 2巻 (ビームコミックス)
ダンジョン飯 3巻 (ビームコミックス)
SFにすることで、ファンタジーな設定を日常に持ち込んでくる九井諒子ならではの話が楽しめる短編集もオススメです。
九井諒子短編集について
herecy8.hatenablog.com

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

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九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)

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ひきだしにテラリウム

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