細野不二彦「バディドッグ」

国防総省とIT企業が秘密裏に開発した汎用AI「ゴーレム」が国家管理下から脱走、アイボみたいなロボット犬を端末として東京の相沢一家に入り込む。SF設定凝ってますが、藤子・F・不二雄的な居候ものですね。いきなりバタバタと人死ぬし、ハードな展開っぽいんですけど、わりとドタバタな生活ギャグも入ってるし、新境地に挑戦といった感じでしょうか。
細野不二彦って線が神経質な感じで目つきがキツいんだけど、昔は丸っこい絵を描いてたんだよ。さすがの猿飛とか、GuーGuーガンモとか。
しかし、床を歩いてるペットロボットと人間が会話すると、普通に両方同じコマに収めるとロングになっちゃうから、構図とか平板にならないように、かつ奇抜にならないように、いろいろ工夫してて流石です。
AIがらみだと、「アトム ザ・ビギニング」とかもありますね。[id:herecy8:20170405]