紫堂恭子「テラ・インコグニタ」

作者: 紫堂恭子
出版社/メーカー: 秋田書店
発売日: 2017/08/16
メディア: コミック
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ボニータ連載中の紫堂恭子最新ファンタジーコミック3巻。舞台は「荒地の国」と呼ばれる広大な岩砂漠。新興国ラバユーのリル王女と駆け落ちした半妖の人魚王子リシャールを連れ戻し、リル王女の追撃をからくも逃れながらジェムたち一行は少数民族ニサバの国に逃げ込む。
カワイイ少女も出てきて楽しくなってきたところで、リシャール王子が脱走する。半妖のリシャールは乾燥した荒地では生きていけないけれど、谷間を流れる急流が地下水脈になっている川ならば圧倒的に有利。ということで、一難去ってまた一難です。
クセの強いキャラが衝突を繰り返しながら次第に協力し合うようになっていくやり取りは作者の十八番ですね。半妖とか不思議な亜人はいるけれど、魔法は無し。困難は機転と戦略で切り抜けます。