3月のライオン #34 黒い霧/光

好きなものなんて、こんなときに食べないでいつ食べるのよ。
担任の先生が倒れてついに学校側が「いじめ」の問題に本格的に介入してきた。ひなたの保護者として、あかりお姉ちゃんが三者面談に出ることになる。責任感のカタマリのようなあかりさんは覚悟を決めるけれど、いじめっ子の親はモンペだった。
これまで担任が握りつぶしてた情報が一気に明るみに出た、ということなのか。学校側が毅然とした態度で、いきなり状況が変わるんだけれど、こういうのってどのくらい現実的な話なんだろう。ニュースになるときって、学校の対応がグダグダで事態を悪化させまくった後のことばかりだから、状況を改善させていった実例というのはよく知らなくて判断しづらい。元々は作者の周囲で実際にあったことで、いつか描きたかったことだそうだけど、「こうやって解決しました」なのか「こうだったらよかった」なのかは分からない。
演出では水の泡が大活躍。アバンギャルドみたいな心情描写は新房監督の十八番だね。