本宮ひろし「国が燃える」

http://www.asahi.com/national/update/1111/008.html
南京大虐殺の描写にからんで抗議を受け、一時休載となって話題となっていたが、現在発売中のヤングジャンプ1224号(2004年11月25日50号)200ページ以下見開きで謝罪訂正記事が掲載された。

http://blog.livedoor.jp/a_a_a1/archives/8668294.html
集英社に対する抗議文

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/8312/
国が燃える」問題箇所の指摘(http://www5b.biglobe.ne.jp/~nankin/index.html 「南京大虐殺の虚構」サイト内)
謝罪訂正記事でも、削除・訂正対象のページが縮小再録されており、上記サイトの指摘と対応させてみると抗議をほぼ全面的に受け入れた形となっている。

本宮ひろしの歴史ものというと夢幻の如くとか、史実を勝手にいじくるのが面白かったけれども。現実の政治に直結してる題材では別の裁量が求められる。なまじ参考資料を掲げて、写真資料から絵をおこしたり、関係者証言の恣意的な引用とかしてるだけにいいわけがきかなかったんだろう。現実の政治に直結する生々しい歴史だから選んだ題材だと思うので、それなりの理論武装はしろよとか思った。フィクションにおける史実の取り扱い方というのは微妙な問題ではあるけれど、昭和の歴史の中で青年官僚の理想と現実の相克を描きたいという作品意図から考えても資料批判が足りなかった。その点、まわりで弾圧事件とか持ち上げるのはどうかと思う。
南京虐殺」といえば「わからん」、「わからん」といえば「南京虐殺」だけど、上記「南京大虐殺の虚構」サイトでは、資料批判の成熟で、あと3年で国内は結論がまとまると書いてあった。ホントだろうか。それでもホントかどうか確かめるには、最低10冊は関連書を読まないといけないのだった。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20041112k0000m030018000c.html
政治問題化させて煽ったアイリス・チャンは自殺したらしい。煽るだけ煽ってトンズラかよ。「30万人大虐殺」でプロパガンダにしちゃった中共は引くに引けなくなってるのでは。