英國戀物語エマ #12 スズラン

え、これが最終回?ちょっとボーゼンとしてました。原作の方を読んでないのだけれど、アニメ版12回だけを見ると、ウィリアムの甘酸っぱい青春時代というお話でした。
力の入った作画と、ていねいな演出で、いい雰囲気のアニメだったんでなんだか後を引きます。二つの世界に引き裂かれた悲恋を淡々と描いたアニメで、風俗描写を徹底してリアリティを持たせるというのは成功したと思います。でも、落ち着いたエマさんと右往左往のウィリアムとの対比でえらく年の差を感じさせてしまってるんですが、これはよかったのか悪かったのか。
今回だと例えば馬車のシーン、他の乗客は止め絵でも男の子の動きでうまく見せてて面白いと思っていたら、エマとウィリアムのすれ違いの仕掛けにつながっていたり細かい起伏がていねいでした。駅の群衆シーンなんかも映画みたいで、よく動かしてます。