Fate/stay night #24 全て遠き理想郷

いきなり画面を覆う赤い「死ね」の文字。それってなんてエヴァンゲリオン
アバロンが五つの魔法もよせつけない真の聖剣とか、凛から渡された短剣は実は言峰のものだったとか、後出しジャンケンキター!
最後の対決の作画は燃え燃えでカッコよかった。
エピローグでイリアが出てきて、ああこの子だけ生き残ったんだなあとか思ったら、凛たん死んでなかったのね。なんか顔つきが精悍になったけど。さくらは……なんのために出てたんだろう。
最後はエクスカリバーを湖に返すセイバー=アーサー王のエピソードで、これはセイバーのお話だったんだなあとは思ったが、それならせっかく2クールあったんだしそのアーサー王としての話を2、3回使ってやるべきだったんじゃないのかなあ。セイバーの願いにしろ悔恨にしろセリフだけだし、セピアの回想シーンはさめばいいってもんじゃないだろ。全キャラ最後まで「なに考えてんのかわかんない」ままで、分かるのは悪役の方ばかりでした。セイバーの背景描写にもっと時間をかけて感情移入させてくれれば、他はわけわかんないままでも作品として成立したと思うんだけれど。
まあ話の流れが分かるだけ、JINKIに比べればマシだけど、シリーズ構成で失敗してると個々のエピソードでは取り返せないという例だった。感想率調査式評価なら、「駄作」とすべきでしょう。