魔法少女リリカルなのはStrikerS #8 願い、ふたりで

あちこち読みまくって補完してみた。前半は、なのはがティアナを優しく諭したり、ユーノくんとラブラブだったり、すっかりリリカルな雰囲気だったけど、後半の模擬戦に入って最後の3分でなのはが魔王の片鱗を見せた、と。
ティアナは殉職した兄の無念を晴らすために必死で頑張ってるんだけれど、どうも空回りしてるらしい。自分は凡人だから、と繰り返すのは亡くなった兄への憧れの裏返しということなのかな。
どうも模擬戦の想定と、ティアナとスバルが仕掛けた戦法との違いが、どこを読んでも今ひとつ具体的に分からなかった。まあこのシリーズは、バトルについて細かく設定してあるのに説明がないから、見ててもよく分からなかったのかもしれない。だいたい、ティアナの支援でスバルが近接戦闘する戦法の筈が、その裏をかいて殴り掛かるスバルを囮にティアナが死角から突っ込んだということらしい。二人とも突撃しちゃったらダメだろとか、ティアナのデバイスがハンドガン形状なんでわかりにくいけど、そもそも「センターガード」って中・長距離支援だろとか、そんなあたりか。一気に
模擬戦で叩きのめして身体に教え込む、というなのはの指導方針そのものだったみたいですけれど、それは生徒のスキなり弱点をついて倒すことで圧倒的な戦力差でねじふせるというのはまたちょっと別の意味があるような。まあ、前回のホテルでのミスといい、パートナーのスバルを危険に晒して功を焦るという暴走なんで、そういう指導法にならざるをえなかったということなんでしょう。レイジングハートのプロテクションを解除して、必殺の一撃を片手で受け止め、戦意を喪失したティアナにクロスファイヤーシュートを叩き込むとか、田村ゆかり迫真の演技にベルカ式というか雛見沢式作画のコンボとか、大変な迫力だったようですが。全体を通してティアナを追いかけたエピソードだったようで、なのはの心理については「わかりづらい」という意見も多かった。でも、なのは擁護のサイト読んでも特に脳内補完という感じもなかったんで、まあティアナとスバルに感情移入させる演出が奏功してたんだろう。
A'sの対ヴィータ戦を思わせる感じで、一気に動き出したみたいだなあ。というとこで、ファミリー劇場がまだ残ってることに気がついた。