魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st

本日封切り。渋谷で最終回を見てきました。朝はすごかったらしいけれど、夕方以降はそこまでのことはなく、1時間前でもチケット買えました。はしっこの席だったけど。リピート・ポイントカードとかもらってびっくり。2回見るとイラストカード、3回ならフィルムコマがもらえるようです。
プレシアやリニスなどテスタロッサ家の描写が増えて、フェイトファンには嬉しい仕上がり。なのはとの空中戦から最後の「なまえをよんで」まで、尺をたっぷり使って丁寧に演出してる。プレシア母さんの狂気とフェイトの孤独に焦点を当てて、フェイトの心情を軸に引っ張ることで面白い映画になっていた。セリフが少ない分、表情や水樹奈々の演技がより雄弁に語っていた。でもおかげで、TV版でもけっこう駆け足だった、なのはの描写や世界設定の説明は削られてしまった。なのはシリーズって、けっこう設定説明や手続き描写にこだわるんだけど、時間がなくて説明セリフになったり1カット入れるだけとかになるんだよね。今回も結局パンフの説明とかで補完してるし。フェイトの物語は幅広い共感を得られる、いい話だと思うんだけど、最初っからとばしっぱなしの展開はなのはファン以外にはちょっと敷居が高いような。ユーノ君との出会いから最初の変身シーンまで一気だし、導入とかそういうまどろっこしいことは抜きですぐに本筋に入っちゃう。寸暇を惜しんで戦闘訓練に明け暮れる小学4年生ってどうよ。
まあギャグシーンがほとんどなくなって、淫獣フェレットと呼ばれてたユーノ君の出番はカッコいい見せ場ばかりになった。クロノ君は年相応な感じになってたね。