会長の気を引きたくてスネてました、ってさすがにそこまでストレートにヘタレだとは思わなかった。大河の立候補が釣りだとわかった上で認めるゆりちゃん先生もどうなの、とか引きつつ見ていたら北村は演説会場で告白やらかすわスミレ会長は華麗なスルー技を披露するわ、北村の不器用な一途さをとことん追いつめる展開につい引き込まれた。しかも今週の見所はさらにその後だった。大河の顔つきが急に大人びたかと思うと、竜児を北村の元へと追い払い、ひとり会長のクラスへと殴り込みをかける。東映やくざ映画のリリシズムだね。健さんか、お前は。作画も一気にバトルモード突入で、走る走る。ここでベルカ式ですか。裂帛の気迫にキャラデザインも吹っ飛んで、大河なんて合ってるのは髪の色くらいだよ。会長の真情吐露に深く頭を下げる北村のカットまで、息つく間もない。北村が会長に発破かけられて「一歩」を踏み出すシーンの夕焼け、全て終わったＢパート最後のシーンの夕焼け、シーンに合わせて変えた色調も印象的でした。
タイトルは北村の決意を示す、と思わせて大河も北村への想いを吹っ切る「一歩」を踏み出した、ということを表してるのね。それで、川嶋が櫛枝に囁いた「罪悪感」ってのはなんだろう。素直に考えれば、北村が好きなのは会長だということを知ってて大河に黙ってたということなんだろうけれど。櫛枝は一歩を踏み出せずにいるってことなんかな。
しかし、やりたい放題の無法地帯かと思ってたらさすがにこれは停学処分なのか。それで、新OP/EDはマダー？
「とらドラ！」
