ちはやふる2 #6 たつたのかはの にしきなりけり

千早は二つの強さを手に入れようとしているのか、というかっこいいシーンで、「2つの強さ」のシンボルとして若宮詩暢クイーンと周防久志名人のイメージがバックに浮かび上がるんだけれども。丸々とした詩暢ちゃんの顔が緊迫感をそいでいるなあ。
対北央戦後編。瑞沢は肉まんまさかの束負けで、苦しい戦いになるが、粘りに粘って大接戦を演じる。千早の神懸かり的な「感じ」だとか太一の闘志だとか、材料はだいたい同じなんだけど、そんなこと感じさせず毎回毎回引き込まれてしまう。運命戦で、気迫で勝ちをもぎ取った太一が叫ぶ「瑞沢一勝!」には燃えました。決勝の勝敗がかかった最終局面で、集中力を絶やさずただ読手の音にだけ反応して手を伸ばす千早の凄さも存分に出ていました。努力と根性の熱さと、戦慄を感じさせる才能の静かな凄み。対称的な二つの強さが並ぶことで、盛り上がりも一入です。やっぱり試合回はいいなあ。