劇場版 魔法少女まどか☆マギカ (新編)叛逆の物語

まあ、ネタバレ上等ってことで。あ、まどマギセットのおまけのチャームはほむほむでした。
以下ネタバレ





TVシリーズで完結してれば「救い」もあったんだけれど、それを全部ひっくり返してしまいました。キュウべえの合理主義に打ち勝つのは「愛」だ、と叫ぶまではまあよくある話なんだけれど、その「愛」は絶望に裏打ちされた渇望であり、相手を呑み込まんとする欲望である。まどかは自ら悪魔となって、神となったまどかを誘惑し、侵す。かくて神と悪魔が生まれた、というなにやら神話的な展開。ヤハウェとルシファーの禁断の愛とか、なんかそんなことを考えた。ここからまどマギサーガとかになるのかね。マミのマスコットがお菓子の魔女とか、なんかあざとさギリギリな気もした。まあホーリークインテットをはじめ、小ネタは山ほどあります。
前半は「ビューティフル・ドリーマー」だけど、後半は新エヴァ破のクライマックス、シンジがレイを助けるところに対抗したのかなあ。悪魔ほむらがにやりと笑う口元とか、使徒の精神汚染みたいだった。
ほむらvsマミのガチバトルは一番の見所。しかしマミもさやかも、しっかり対ほむら戦の対策考えてるのね。本気のマミさんがメチャクチャ強いってのは知ってたけど、さやかもなかなか侮れなかった。