荒川三喜夫「ピアノのムシ」

ピアノのムシ 9 (芳文社コミックス)

ピアノのムシ 9 (芳文社コミックス)

傍若無人で客にケンカ売ってばかりだが、調律師としては天才という主人公がイロイロと問題を抱えたピアノを調律しまくるマンガ。業界の鼻つまみ者だが、一度ピアノに向かえば、不可能を可能にする男、とかブラックジャックみたい。ピアノに関するウンチクから、メーカーや楽器店、コンサートホールの管理者とか、勿論ピアニストに調律師とイロイロ関わりのある業界のネタを幅広く扱って、話も面白いし主人公の活躍も痛快。
9巻ではイロイロと謎の多い主人公の過去が少しずつ明かされていく。
調律の「父親」的存在だった師匠との確執とか出て来て、なんか美味しんぼっぽくなってきた。あんまし親子ゲンカで話し引っ張ると、だんだんいい年してバカみたいに見えてくるんだけど、大丈夫か。そういえば主人公に振り回されてる新人の女の子との組み合わせは山岡と栗田さんみたいだな。
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