荒川三喜夫「ピアノのムシ」

作者: 荒川三喜夫
出版社/メーカー: 芳文社
発売日: 2018/03/16
メディア: コミック
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傍若無人で客にケンカ売ってばかりだが、調律師としては天才という主人公がイロイロと問題を抱えたピアノを調律しまくるマンガ。新人でピアノ調律師に夢を持ってるめちゃくちゃまっすぐな女の子と組まされて色々ぶつかりながら仕事する、というのもブラックジャックと美味しんぼ混ぜたような、ある意味職業ウンチクマンガの王道パターンと言えよう。
まあこれだけ全方面にケンカ売って歩けば当然そうなるよね、というような名誉毀損で訴えられて訴訟沙汰とか、路地裏で袋叩きとか、まあ結構痛い目にあって、禁酒とか言いだすんだけれど、続きゃしないというか、そもそも懲りたりはしない人なのだ。
確かな腕がありながら闇落ちした調律師とかも出てきて、調律師の技術を正当に評価できる客が圧倒的に少ない中でどんなモチベーションがあるのかというようなテーマに迫ってきて、次巻が最終巻となる。

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