響け!ユーフォニアム2 #9 ひびけ!ユーフォニアム

あすかの部活欠席が続き、来週から大会のユーフォを田中あすかから中川夏紀に替えるという滝先生の最終通告が出てしまう。前からの約束であすかの家に行くことになっていた黄前久美子に、先輩たちはあすか母説得を期待してしまうけど、そりゃやっぱ無理だろ。高坂麗奈はよく分からない励ましをしてるけど、それ単に自分が久美子に惹かれた経緯を喋ってるだけだから。
しかし久美子が気がついてみると、あすかは前々から中川に引き継ぎしてたり、準備を進めていた。ここに至って久美子は、あすかが繰り返していた「迷惑かけない」という言葉の意味を悟る。そのとき久美子が感じたのは、鎧塚先輩のような置き去りにされた悲しさではなくて、悔しさだった。
久美子は、無茶振りされた説得のためというより、あすか先輩の真意を確かめたくて、あすかの家に行く。そこで聞いたのは、びっくりするような事情だった。あすかの父親は有名なユーフォ奏者で、彼女が小さい頃に離婚していた。母親はその結果吹奏楽を嫌うようになったが、別れた父親の影響を受けてあすかはユーフォニアムに夢中になってしまった。そのため、親子関係は常に緊張したものになってしまった。
まあ、前の回でCDのユーフォ奏者の名前とか大写しにしてたしね。なんかそんな感じはしてたんだ。でも、大会審査員の中に父親の名前を見たことが、あすかのモチベーションになってたってとこまではわかりませんでした。部内のいざこざに距離をとっていたあすかが、踏み込んでリーダーシップを取りに行った心情変化がスッキリと説明されてしまったので、なんだかすっかり腑に落ちてしまいました。
しかしこのサブタイトル、普通は最終回につけたりするんだけど、まさかこれであすか退場ってことないよね。こっから、「親にトロンボーン辞めさせられた」お姉ちゃんの出番があるんだよね。