反応してみる

ガンスリに関しては、なんとも言えないよね。さも小難しい理屈にもとづいて設計されているかのような分析があるみたいだけど、買いかぶりすぎ、そんな高尚なわけない。
にわか評論家気取りな人には、どうしてガンスリが、書かれるようになったか、経緯は知っているのかと、伊藤まさや知ってるか?仁木ひろしは知ってるか?高速弾で脳を撃てとか読んだ事あるのか?とか、ポップチェイサーは見た事あるのかと、聞いてみたいよね。
単純に、美少女と銃器好き、なだけ、その延長から生まれたのがガンガルだと。戦闘美少女の精神分析でも読んでこいと(読んだからこそ半可通にわかった気になってるのかも知れないけど)とか思ったり。

ジャンルだとか定型だとか、さらに作者の意図でさえも超えたなにかを孕んでしまうことがあるからこそ、面白いのではないだろうか。ガンスリに関するネットの言説って、モラルで斬っていいの悪いのばかりで辟易してあまり読まなくなったので、なにに対しての批判なのか実はよくわからなかったりする部分もあるのですけれども。
義体少女の担当官に対する愛情は洗脳で植えつけられたニセモノである、その通り!だが、そのことに自覚的なトリエラにとっても、なにが自分の真の感情なのかはわからない。真のトリエラはどこにいるのか。ヒルシャーとの関係に悩む現在か、消えてしまった過去の中か。トリエラ自身にすらわからない自身の幸福について、外から決めてかかるのは、傲慢というものではないのか。
こうしたことを作者が考えてるかどうかは知りません。まだ話の途中ですし。ただ少なくともそこから逃げることなく、むしろ突き詰めるように話がすすんでいくかぎり、いろいろと読み込んでいくことはそれほどズレたことでもないと思います。
ポップチェイサーって、くりいむれもんですか?
マリみてが始まっちゃうから、とりあえずここまで。