GUNSLINGER GIRL

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DVDで1、2話を見る。テレビ放映分は3話から見たので、DVDで始めて見ました。これって、1話いらなかったんじゃないでしょうか。この設定と世界観を1回で視聴者がのみこんでくれるか不安だったのかなあ。なにも知らずまっさらな状態で1話から見てたとし…

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生まれでた感情は全て存在する。それが救いなのだ。 限界的な状況で実存が屹立するというとなんだかサルトル的な話だけれど、陰惨さを隠さないこのアニメシリーズは、最後に視聴者への救いを残して終わった。嵐の前の静けさというか、次に続く恐るべき悲劇を…

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クラエスはアクションのときはちゃんとメガネ外すのね。 記憶を失っても眼鏡にこだわり続けるクラエスにとって、他の義体少女たちのフラテッロとの関係はどんな意味があるのか。エルザは死に、アンジェリカもまた死を口にするとき、クラエスはなにを考えるの…

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ほぼ原作通りのこのアニメシリーズで、エピソードの順番だけは大きく入れ替わっている。原作では5番目のエピソードだった「エルザ・デ・シーカの死」は、大半のエピソードを消化した後に、しかもラウーロとエルザのオリジナルエピソードに続けて放送された…

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http://imaki.hp.infoseek.co.jp/200401.html 訪問者がいっぱい。こちら(http://d.hatena.ne.jp/kaien/20040114)と二つ並べてリンクされている意味はよくわかりませんけれども。海燕氏の議論には、同意できる部分よりも同意しづらい部分の方が多いのですけ…

反応してみる

ガンスリに関しては、なんとも言えないよね。さも小難しい理屈にもとづいて設計されているかのような分析があるみたいだけど、買いかぶりすぎ、そんな高尚なわけない。 にわか評論家気取りな人には、どうしてガンスリが、書かれるようになったか、経緯は知っ…

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恋人たちは別れ、記憶は忘却の淵に沈んでも、物語だけは残るのだ。原作の中でもとりわけ好きなエピソードのひとつ。 鏡に映るヘンリエッタ、マジックミラーの向こうのヘンリエッタ、作った死体の数を誇るヘンリエッタ。横の部屋で密かに見守るジョゼもマルコ…

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自分のことにしか関心なさそうなリコに、死ぬのはもったいないだとか言われるとドキッとします。 いわゆるセカイ系って、「世界はわたしの傷口だ」と言わんばかりのヴァルネラビリティを振りかざしたりするけれど、ガンスリはそこんとこ淡々として、世界の不…

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マンガの方の感想のつづき サイボーグの体と心、というテーマだと例えば石ノ森章太郎「サイボーグ009」とか、あるいは平井和正のサイボーグブルースとか、そもそも鉄腕アトムの人間とロボットの葛藤とかから続いてる系譜がある。ガンスリでも、ヘンリエッタ…

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アニメの方の感想。 原作では、捜査当局は爆弾制作者のことは全く気付かないまま。アニメでは、爆弾制作者をおびき出そうとして、手違いをおこす。話の流れ方は原作の方がテンポいいんだけど、ちょっと説明不足な感じ。アニメの方は、捜査当局が爆弾制作者の…

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しつこく、続き アンジェリカの記憶は、単に失われていく。周囲の大人たちにとって過去は記憶として降り積もり、たしかに時間は流れているけれども、彼女にとって過去は意味をもたない。比較対象とする過去がないならば、未来においてなにかが「変化」したと…

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きのうの続き 義体である少女にとって、時間は積み上がる記憶ではない。過去は幾度となく上書きされ、あるいは単に失われていく。過去から引き継ぐものもなく、未来に伝えるものもない。永遠の現在だけがある。火の鳥復活編かと思ってたけれど、実はポーの一…

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ISBN4-8402-2237-1 ISBN4-8402-2421-8 あるはずのものがない/ないはずのものがある 義体と呼ばれる少女たちは自身の肉体の大部分を失い、記憶を失い、「条件付け」とよばれる薬物使用の洗脳で公社への忠誠心を植え付けられている。クラエスが「私が決めるの…

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これは少女をロボットや動物や、人間以外にするとそんなに違和感のない、どちらかというといい話系の感動ドラマですよね。それを人間でやると、ぞっとするような話になる。 手塚治虫の火の鳥には、サイボーグ化されてってアイデンティティに悩む男の話があり…

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兄妹の関係そのものも、後から作り上げられた関係なのね。原作は読んでないけれど、いろいろリンクをたどって関連情報を読んで知りました。徹底的に非人間的な設定でドラマを作ろうというのはずいぶんとロマンチックなことなんじゃないだろうか。ヒューマニ…

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タイトルロゴが好き。 なんか前回とは全然話が違う。不器用な兄と妹のふれあいをサラリと描いて、いい話っぽいんだけれど。 トリエラは残ってる人間的な部分が多い分、いろいろ捨てないといけないというようなことになるのかなあ。

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妙に静かな画面。賛否両論みたいですが、オレ的には鳥肌たつような凄みを感じました。ちょっと昔のヨーロッパ映画風。 静謐な寮生活をすごす殺人機械。ふとしたことで知り合った少年と犯行現場で思いがけず邂逅するリコ。(こんなときにはどう言えばいいの)…