舞-HiME #14 ねらわれる学園

なんだか一斉に動き出した。橋を爆破したテロリストが潜入した、という名目でシアーズ財団の私兵が風華学園を占拠、ワルキューレ(ヒメ)の拘束に動く。内実はともかくタテマエとしてどういう根拠で治安活動やってるのかよくわからないが、イラクでブラックウォーターとか民間の警備会社が治安活動やってるようなもんか?いきなり強硬手段に訴えた理由も不明だけれど、「食が近い」からなのかな。あの神父さんってまだ生きてたのか。もう出てこなくなるんだと思ってました。碧、雪之、奈緒と個々に逃げ出して、とりあえずシアーズはヒメのあぶり出しには成功した模様です。「ヒメは女」という前提(?)を利用して男子生徒として隠れてる晶だけはバレてないってのはうまい設定だなあ。でも理事長は知ってるんだよね?
玖我なつきはどこだかの施設からあかねの救出に成功したらしい。なつきの支援組織ってのは正体不明だなあ。シスターを逃がしたメガネの先生もよくわからないが、理事長サイドの人なのか?
これだけ話が動いてるときも、主要キャラ全員にエピソードを割り振って、ちゃんと整理してるのはいつもながら感心します。動かなかったのは巧海くらいだった。ただ舞衣の心理描写が一貫してないような。力を使うのはイヤだと思ってたのが、いろいろ追いつめられて戦いを決意するというパターンを何度も繰り返してるんですが。まあ実際の人間の心理なんざそんなもんかもしれないけれど、だったら力を使ったあとやっぱり後悔して落ち込んでるとか、なんかそんな描写が挟まってた方が説得力あるんでは、とか思った。
ドラゴンボールとかHUNTERxHUNTERとかだと、能力の大小とは別に戦いのかけひきの巧拙ってのがフィーチャーされるんだよね。ジョジョなんかある意味典型だし。実戦経験とかセンスとか考えると、なつきや命はセンスありそうだってのはわかるんだ。でも舞衣はどうなんだろ。カグツチは強力そうだけど、なんか戦いを決意したからっていきなりバリバリ戦えるのかっていう気はする。
まあ、それなりにツッコミ所はあるけど、とりあえず今見てて一番安心して楽しめるかなあ。