「ぼくらの」 #17 情愛

パイロットが死んで泣いた人がいたのは久しぶりなような。
ジアース特番を目論んでたニュースキャスターがスキャンダルを仕掛けられて降板、番組も放送中止と再び妨害工作が奏功する。そもそもジアースのこととかマスコミで公表してどんないいことがあるのかよくわからないんで、別に妨害されても話が盛り上がらない。まあ妨害してる方も深い考えがあるわけじゃないみたいだし。そもそもそんなことやってても、次のバトルで負けたら全部終わりなのに、誰もそんな心配してないのはなぜ。誰か、パイロットの子供達に戦闘訓練をさせようとか、少しでも次のバトルで有利になるようにしようとか考えないの?戦う準備ってのはここではその後の死につながることだから避けてるんですかね。なんか話の中に子供の死、自分の死、友達の死、全人類の死と死は蔓延してるんだけど、もうみんな避けて通るのがうまくなったんだねえ。こういうのは誰か冷静に分析する奴がいて解説してくれるとかだと分かりやすく緊迫するんだけどね。さもなきゃ、五里霧中でわからないなりにしゃにむに足掻きまくるとか。
子供達を取り巻く社会を描きたいという話だったけど、なんかテレビで見かける光景を張り合わせた書き割りで囲んでみましたって感じで、なんも考えてない奴ばかり出してきてどうするんだ。