とらドラ! #11 大橋高校文化祭【前編】

とらドラ!
プールびらきに続くクラス内エピソード。どっちも同じ展開だなあ。クラスが盛り上がる中で大河は不利な条件で亜美と対決することになり、その後竜児に大河は私の事をわかってくれないとぶちキレる。今回は文化祭の出し物がなぜかプロレスショーになって、亜美がヒロインで大河が悪役という設定。後半は大河の父親登場で家庭事情の話になっていく。とりあえず別々の話だけれど、どうからまっていくんだろう。
竜児は夏休み中にみのりんと距離が縮まった気でいたんだけれども、あからさまにスルーされてる。えらくガード固い。文化祭でお化け屋敷をやろうと言い出して鼻血だしたり、どうも素の自分を出そうとしても身体が反発するみたいだ。なんだかやけに背負ってるものが重そうなんだが。
で、大河の父親だ。会いたい、話がしたい、また一緒に暮らそうと繰り返す父親に対し、大河は完全無視を貫いている。父親は生活費の口座残高を全部引き出して、金を受け取りにこさせるという手段にでるが、絶対に会いたくない大河は竜児を代理にだす。父親を亡くしてる竜児は大河パパに同情的で、意地を張るなと大河を責める。自分はもう父親とは会えないんだ、と竜児は最終兵器を持ち出して、結局大河が折れる。決定的な一言を言ってしまって竜児は大河に自分の気持ちを押し付けてることに気がつく。大河がなぜそんなに父親を徹底的に嫌っているのか、竜児は一般論を言うばかりで具体的な事情はちゃんと聞いてない。父親の再婚相手と折り合いが悪くて、大河が家を出たということだけはわかったけど、逢坂父娘はどっちも事情を全部は話してない感じがするけどなあ。
プールびらきの時も、今回も大河から折れている。竜児は大河が抱え込んでいる葛藤を理解できないし、だから大河はいらだつけれど、大河は竜児を決定的に拒否することはできない。大河は竜児に父親を求めてるみたいだな。
大河は自分を偽らずに自由に見えるけれど、他人と信頼関係を築くのは不得手なようです。徹底的に甘えるか、攻撃性を剥き出しにするかどっちかしかないみたいだし。だから北村の前ではどっちもできずに固まる。子供、といえばそうなんだけど。実の父親との間で信頼関係が破壊されるに至った決定的ななにかがあったんだろうなあ。