とある科学の超電磁砲 #9 マジョリティ・リポート

やりすぎです黒子さん。ビルの近くには倒した犯人と被害者、佐天さんもいたでしょうに。いきなりビルを倒壊させたらまきぞえになるだろう。犯人は最後にテレポートで救い出したみたいだけれども、そのときは相手の目くらまし能力はどうなってたの。まあ、パニックになった犯人が助けてくれとか叫んで自分からすがりついてきた、というのはあるかもしんない。
萌えキャラでハードなバイオレンスアクションってのは、どうにも見てて落ち着かない。これがひぐらしみたいに突き抜けちゃうと気にならないんですけれどもねえ。演出も手堅く緊迫感を盛り上げるし、正体不明な能力相手に追いつめられても冷静に状況を判断し、切り札を切る黒子さんは相当にカッコいいんですけれどもね。探さずともよいような粗をつつきたくなったりもします。
暴行恐喝の現場を目撃した佐天さん、通報しようにもケータイはバッテリーあがってるし、で見て見ぬ振りをしようとあれこれ迷うんだけれども気がついたら現場に割って入ってた。勢いで後先考えずに飛び出していったって流れでもないけれど、1話でも咄嗟に子供を庇って飛び出してたし、けっこう身体が先に動くタイプなのかなあ。自分の能力レベルがゼロだということについてずっと悩んでるところに偶然伝説のレベルアッパーを手に入れて、勿論葛藤することになるわけだけれども、案外スルっと友達に話すのね。すぐにでも試してみたくなりそうだけど、一人でやるのは怖いというところだろうか。ジャッジメントが血眼で探してるモノを自分が見つけた、ということで、まだ試してみたというわけでもないんだったら、別に後ろ暗く思わずにむしろ黒子たちにも自慢げに見せてよいように思う。実際そんな感じで切り出しかけてたし。話しかけて、なんで途中でやめちゃったのかよくわからん。しゃべったらもう試してみる機会はなくなってしまうことに気付いたからか?