芝村裕吏・キムラダイスケ「マージナル・オペレーション」

同名小説のコミカライゼーション。原作だと3巻の後半入ったあたり、シリーズ中でも屈指の鬱展開に向かってくとこです。コミック版の方では、大幅加筆というか、膨らませてきてます。原作から離れるとも思えないけど、なんか鬱度が増しそうだな。
アラタは戦争屋なので殺し合いが仕事なんだけれど、仕事の度に恨みを買ってたらたまらんということで、勝ちすぎないように状況をコントロールすることが重要になる。相手もビジネスなので、現状でそれぞれの利益が最大化できるように交渉したりするんだけれど、利害得失を度外視して感情的に暴走始める相手は、想定外の動きをする。
読んでてえらく説得力はあるんだが、そもそも個人経営の傭兵部隊ってのが実在するのか、存在しうるのか、というのがよくわからないのでリアリティがあるのかないのかよく分からない。けど、まあ新興マフィアの戦略とそんな変わらないのかもしれないと思えばいいのか。

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