ケムリクサ #12

赤い木とラストバトル。りく、りょう、りょくのお姉ちゃんズ三人別々に出てこれるんじゃん。一度に一人ずつだったのも、やっぱりケムリクサ節約のためかな。前回リリが言ってたのって、下にお船の地球があるんじゃなくて、お船の下に地球があるって事だったのね。姉妹がそれぞれ口調を変えてたのって、わざとやってたんですね。
記憶の葉を再生中に赤い根が襲ってきて、わかばはりんが起きるまで時間を稼ごうとケムリクサを駆使して戦う。何度も死にかけるが、間一髪のところをケムリクサで助かる。加勢に現れた三人お姉ちゃんズが、赤い木をケズりまくる。みんな、さすが強いね。一方後方のりつ、りな、シロは巨大赤虫に包囲されつつ、ミドリちゃんの枝をりんに届ける。ということで、最後はりんが見事にトドメをさして、わかばを助ける。
赤い木が消えた後には裂け目があり、そこが船の果てだった。船の外には、豊富な水と豊かな緑が広がっていた。
いやあ、キレイにハッピーエンドでまとめたねえ。りなちゃんズは一人になっちゃったのかな。ミドリちゃんも枯れてたっぽいけど、りつもシロも生き延びたし。まあ謎は残ったけど、最終2話で伏線回収詰め込んで、アクションで盛り上げて、設定も世界観も不思議だったけど構成はストレートに王道展開でした。テーマもブレないし。一貫して「好きなことを貫ぬく」という話でした。好きなことしてる時にキラキラしてるんだもんねえ、こういうキッパリした演出は珍しい。
とにかく、1クール12本のアニメで終わらせるには勿体無い世界でした。しかしこの大仰な身振りで動くのって、人形劇っぽい動きだな。