BSマンガ夜話

安彦良和虹色のトロツキー」 ゲスト高千穂遥
たしかに安彦良和の絵ってえらい達者で、シルエットというか面の表現がめちゃめちゃ上手い。近代絵画のフォルムというのじゃないんだけど、線画でもない、夏目房之介2.5次元と言ってたけど、影をつけた面の表現がすごい。でもお話がなんだかとりとめないというのもそうだよなあとか思って聞いてました。安彦さんが監督した劇場版クラッシャージョーも演出ばかりが突出したアニメだったし。
珍しく夏目さんが暴走気味で、刺激されたのか最近おとなしめだったいしかわじゅんも辛口になってなかなか盛り上がりました。で、最後の結論は、「安彦さんはやっぱりアムロが描きたいんだ」と。
アシは使わず、奥さんと息子さんがベタ塗りしてるとか、トーンの使い方教えたのは高千穂遥だとか、いろいろ聞けたのもよかった。
安彦マンガはアリオン途中で止めたままだったけど、これは読んでみようかと思いました。
しかしかわぐちかいじの名前もちらっと出てたけれど、満州国ってなんだったの、というのはみんな興味引かれるんだよなあ。そういえば「国が燃える」でも単行本で松岡全権が国連の席を立って出てくとこやってたな。