橋本治+橋爪大三郎「だめだし日本語論」

日本語には最初は文字がなかったが、中国と交流があって、中国語=漢文はあった。そこで、漢字を使って日本語を表記するという試みがあって、「古事記」が成立する。以降日本語は書き言葉と話し言葉が別々に存在しつつ、両者が交錯し合い、影響しあって変化してきた。というような話を、日本の古典の数々から義太夫浄瑠璃など芸能の数々へと、あちこち飛び回りながら橋本治が喋り倒している。

橋本治は少女マンガ論で有名になったけど、歌舞伎の研究から入って古事記から源氏物語平家物語枕草子徒然草と古典を片端から「現代語訳」して明治文学論三部作を出して、日本の文学と芸能を総覧するような人。橋爪大三郎小室直樹の弟子で、検索すると「ふしぎなキリスト教」批判と反批判の論争が山ほど出てくる。ただtwitter上で論争してるのでまとめ見ても読みにくいし、何周も回った再々反論みたいなのばかりで、そもそもどういう本なのかもよく分からない。ちなみに橋本治キリスト教論は「秘本世界生玉子」にサワリが入ってる。「蓮と刀青年編」の第3部がキリスト教論になる予定だったけど、これは第1部しか出ていない。「宗教なんか怖くない!」はオウム真理教事件の直後に出た本で、オウム真理教と仏教が中心ではあるけれど、宗教全般を論じてるのでキリスト教論も入ってる。

宗教なんかこわくない!

宗教なんかこわくない!

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