ターミネーター:ニュー・フェイト

キャメロンが制作陣に復帰して仕切り直し、T2の直接の続編を作るという触れ込みの本作。地雷臭ありつつもとりあえず見に行った。
スカイネットは消えたけど、やっぱり別の敵が現れて未来からターミネータを送り込んでくる。冒頭でいきなりジョン・コナーも殺されちゃうし、続編と銘打ちながら初手から思いっきりちゃぶ台ひっくり返してる。同じ構造の話を装いを変えて何度でもやろうという、プリキュア方式かな。未来から来る人類の味方は女性の強化兵士だし、サラ・コナーは婆さんになっても人間兵器だし、戦闘美少女というよりはバトルウーマンというべきだけど。いきなり現れて問答無用でぶっ放してくるサラ・コナーはイカしてた。シュワちゃんは人間に混じってずっと暮らして人間臭くなったという設定なので、T2の独特なユーモアはなくなってしまった。サラにとってはジョンを殺した仇だけれど、未来からの敵ターミネーターと戦うためにやむなく共同戦線を張る。仇敵同士が協力せざるを得なくなる流れって、バディもののパターンの一つではある。敵の目標がメキシコ女性で、敵ターミネーターに追っかけられてアメリカに密入国しようとしたり、収容所でバトルになったりというあたりは今風だね。
しかし敵はまた液体金属なのね。墜落中の飛行機の中でのバトルとか見応えあったし、テンション切れずに最後まで面白かったけど、二番煎じ感は拭えないなあ。
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